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スタローンさま
確かに表現が舌足らずというか、不適切でしたね。私の言いたかったのは、当時の多くの観客にとって、まだホロコーストの事実は存在していなかった(隠ぺいされていた)ということです。だから、ほとんどの人が「持ってかれた」わけです。ホロコーストの歴史的事実を知っている私だって、「持ってかれそう」になるだけの映像美を有しているのだから、それは当然でしょう。スタローンさんはまだご覧になっていないそうですが、是非、自分の眼でご確認ください。
「戦艦ポチョムキン」と、「スパルタカス」「忠臣蔵」「刑事もの」などの、ある意味での「ご存じ定番の大衆ドラマ」とは次元が違います。エイゼンシュテインが無意識にせよ、ここにはスターリニズムの萌芽を感じます。いや、社会主義そのものの中に、スターリニズムが内包されているのだから、それは必然です。二十世紀を席巻しそして衰退していった社会主義を総括することなく、いつまでも「戦艦ポチョムキン」を神格化していては、また「持ってかれる」危惧を感じます。
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