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現在57歳、2008年2月に母親の介護のため仕事をやめました。当時、母は脳梗塞で倒れてから、4年が経過していました。また、伴侶の死から約1年、徐々に認知症の周辺症状が顕著になってゆきました。
介護が、息子である私だけにのしかかるようになり、時に声を荒げるようなことも何度かあり、そのせいで症状が悪化したのかと後悔しています。そのうち、母親の異常行動にも慣れてきたこともあり、夜も眠れるようになり、しばらくは、安定した日々が続きました。
しかし、デイサービスで他の利用者との兼ね合いが難しくなり、しばしば職場より呼び戻されることがありました。このままでは、定年まで勤められないと思い、適切な安定剤を処方してもらうため、専門の病院を区役所に紹介してもらいました。
その病院に入院させたことが決定的に間違いであったと、いまだに悔やまれます。わずか1ヶ月の入院で、残っていた機能のすべてが失われてしまいました。以前は、手をつなげば歩くこともできた、食事も自分でできた。うがいもできた…。すべての機能が専門の病院で失われてしまいました(ほとんど、ベッドに寝かされていました)。
後は、施設か、在宅に専念するかのいずれしかありません。
私が述べたいのは、この国の高齢者医療のお粗末さ、また、医療の中にまでも、行過ぎた市場原理を導入する浅はかさ。特に、認知医療の現場で、技術、知識両面において病院間でのレベルの差があまりにも異なるのではないかという疑問があります。厚労省には、認知病棟の現状把握、指針の策定をお願いしたい。また、在宅介護の離職者が増えている現実を踏まえ、対策を講じてほしい。皆さん、いんちきな専門病院にだまされないで。
追伸 母は現在、食事もほとんど取れなくなっています。
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